富山県東部にある下新川郡入善町。
ここは本州一の清澄といわれる黒部川が作り出した扇状地が広がる、ミネラル分豊富な米作りに適した地域です。
黒部峡谷から流れる清らかな水と、日本海と立山連峰に囲まれた地形によって
「あらせ」と呼ばれる特有の爽やかな風がそよぐ、
海岸地域としてはめずらしい米作りにとても良い条件が整っています。

入善町には平安時代の荘園跡じょうべのま遺跡があり、また西暦1100年代には東大寺の荘園・入善庄が室町時代まで成立し、その後も椎名・上杉・豊臣氏の支配下から前田利家領前田藩藩政の下、美味しい米の生産地として続いてきた歴史ある土地でもあります。
現在、この地で米づくりをする米原章浩氏は「安全と品質」にこだわった、有機栽培と特別栽培を行なっています。

水田にアイガモのヒナを放飼し、無農薬による安全な米づくりを行う合鴨農法による有機栽培や、農薬の使用回数と化学肥料の使用量を抑えた※1.特別栽培農法の中でも農薬は約80%減、化学肥料は99%減までのレベルに抑えるなど安心安全にこだわった栽培を行なっています。
稲の株間を広げて風通しを良くしたり、化学肥料を使わず手作りの※2.ぼかし肥料を使うことで土の力を活かして使って育てるなど、一株を大きく健康に育てることで稲を健康に保ち、モミ数確保を目的としたV字型稲作ではなく、数よりも大きな穂、大きな粒を目的としたへの字型農法を行うなど、一切の手抜きが許されない「安全で米の品質を上げる」ための農法を実践しています。
※1.生産された地域の慣行レベルに対して農薬の使用回数と化学肥料の使用量が50%以下に抑えた栽培法。
※2.米ぬか、稲わら、くず大豆、もみがらなどの有機物に微生物を混ぜ発酵させ、肥料としたもの。